研究に関するTips

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研究や大学院(留学)生活に関するTipsを集めています。

そもそも研究アイディアをどう見つけるか、そしてどう解くか

研究をするうえでは(博士後期課程、Ph.Dを目指す場合は特に)、問題解決力はもちろん、問題発見力が重要になります。既存研究のサーベイももちろん重要ですが、どうすれば問題の解決力や発見力が身につくのかについても理解しておくと、論文の読み方等も変わってくると思います。

問題解決力・発見力を身につけるためのTipsとしては、以下の本が秀逸です。自分も折に触れて読んでいます。
もちろん好奇心や、周りの研究者とのディスカッションも、アイディアの発見には大変重要です。


論文を「読む」
何がともあれ、こちらのHow to Read a Technical Paperは必読です。また、国際会議論文の読み方・書き方も大事なことが書かれており、オススメです。
また、論文を読みながら、あるいは読んだ後にbibtexにメモやサマリーをまとめると何かと便利です。自分の場合は、Summary, Comments, Reviewというフィールドを追加しています。ReviewはNLP分野の査読時の項目でそれぞれ5段階評価にしています。Reviewerの気持ちで論文が読めるようになります。Reviewは日本語でも良いですが、英語で書いたほうが良い練習になる思います。また、BibtexはJabrefやBibdesk等でPDFと一緒に管理するとさらに便利です。

Summary = {
Task:
Dataset:
Key idea/technique:
Evaluation metric:
Result:
},
Comments = {
},
Review = {
Appropriateness:
Clarity:
Originality:
Soundness/Correctness:
Impact of Ideas/Results:
Meaningful Comparison:
Substance:
Replicability:
Recommendation:
Reviewer Confidence:
}


論文を「書く」

日本人の多くにとって英語で論文を書くことは、たくさんの時間と労力がかかりますので、できるだけ効率良く読みやすい論文を(たくさん)書けるようにしたいところです。日本語・英語に限らず良い論文を書くためのヒントについては、多くの先達が書いてくださっていますので、一通り読んで頭に入れておくと良いと思います。特に自分が気に入っているものについてリストアップしています。

上のTipsにもありますが、実験結果のまとめやサーベイなどを最初からTeXで書いておくと効率的です。(とある先生は、実験結果をTeXフォーマットで出力するスクリプトを書いたりしています。)


なお、「英語」で効率的に質の高い論文を書くためには英語力の底上げも重要です。論文を書く上で必要になる英語力については、以下の本やサイトが個人的なおススメです。少なくともネイティブチェックに出す前に以下の本やサイトを駆使して論文を書き上げると、校正の効率が格段にあがります。またコロケーションディクショナリーやシソーラスを使ったり、普段論文を読んでいて見つけたフレーズをストックしていくこともおススメです。
もう一つ大切なのは美しい(分かりやすい)図を作成することです。さらに最近では、1ページ目にわかりやすい図(モデルの概要や例文)を載せる論文が多くなってきた気がします。美しい図を書くためのツールとしてはPowerPointも良いですが、より細かい調節が可能なソフトウェアとしてOmniGraffleがあります。TeXにこだわりたい場合はTikZ, PGFもおススメです。その他、NLPや機械学習系の論文を書く上で、特に押さえておきたいTeXに関するツールやパッケージ、Referenceとしては以下のようなものがあります。



論文を「発表」する
スライドデザインについては、
が秀逸です。またインフォグラフィックス関係の最新情報を追いかけておくと良いかもしれません。

スライドが一通り完成したらプラクティストークです。以下の資料は目を通して必ず(毎回)実践したいところです。

最近ではVideo Lectureなどもオンラインで見られるので、上手い人のプレゼンを見るのも良いでしょう。英語での発表はノンネイティブにとっては大きな障壁の一つですので、ネイティブ以上に準備時間が必要であることを頭に入れておきましょう。プレゼンでよく用いる英語表現というのは意外に限られているので、早いうちにマスターしておくことをおススメします。例えば以下の本にあるようなフレーズは丸暗記してしまえば良いと思います。
発音も重要です。せっかく良い論文なのに、発表者の英語発音がわかりにくく残念だった、という経験がある人は多いと思います。おススメはプラクティストークを録画して自分の発音やスピードを確認するという方法です。とてもembarassingな方法ですが、効果は抜群です。(録画練習をした時としていない時では、明らかに自分の発表のクオリティが違います。)発音がわからない単語はYouglishで実際のネイティブの発音を聞くことができます。ノンネイティブスピーカーが意識すべき、最も大切な点は「ゆっくり抑揚をつけて話す」ということです。
また、事前に準備したスクリプトをnaturalreadersに読み上げてもらい、練習するのもオススメです。


論文を査読する・される
実験の進め方・記録の取り方
メールのお作法など

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