ETSインターンについて

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2014年の5月〜8月に、ETS (Educational Testing Service) でリサーチインターンをさせていただきました。MSRAの時と同様、スケジュールやTipsなどをまとめておきます。

1. インターン全体の大まかなスケジュール
  • 2014年1月後半
    • アドバイザーから応募してみたら?ということでETSのインターン情報を教えていただく。ETSでのインターンについては日本にいる頃から知っていた(URL)ものの、まだJHUの1年目でコースワークも終わっておらずrequirementを満たしていないと思い躊躇していた。が、アドバイザーが「すでにMasterあるし大丈夫だよ、推薦状は書くから」というので、応募することにする。テーマをよく調べてみると2年前から一緒に働いてみたいと思っていた研究者がちょうどインターン生を募集していたので、Statement of Purposeの中で逆指名させていだいた。
  • 2月後半
    • ETSからメールが来る。「2つテーマがあるのだけど、Preferenceがあるか」とのこと。上にも書いたが、自分の場合はテーマよりもメンターで選んでいたので、自分が希望するメンターのテーマを選択。
  • 3月上旬
    • ETSのResearcherとGoogle Talkでinterview。Interviewerは2人くらいだろうと思っていたら4人もいて圧倒されてしまった。
    • interviewでは自己紹介、どんなことに興味があるか、これまでの取り組み(Yahooでは何をしたのか?、MSRAでは何をしたのか? これまで書いた論文について, etc.)、実装はどうしているか(言語は? 既存のものを拡張? それともスクラッチ?)今は授業と研究、どっちが中心? 今やっている研究は? 何か質問ある?  という感じで終始和やかに進んだ。
  • 3月中旬
    • Offerをいただく。かなりすんなりと事が進んだので驚いた。(おそらく推薦状の力が大きかったと思われる。さすがアメリカ、そしてアドバイザーに感謝。)
    • SSNをまだ取っていなかったこともあり、I-20の更新、CPTの手続き、SSNやらの事務作業(=たらいまわし)が一気に増えることに。
  • 4月
    • 引き続き事務作業。お役所、事務所めぐり。
  • 5月末〜8月中旬
    • ETSで12週間のインターン
    • 12週間のインターン生(NLP)が3人と、その他の分野で8週間のインターン生が15人弱いました。
  • 9月〜12月
    • 成果を論文にまとめて投稿。無事にAcceptされ、NAACL2015(2015年6月)にて発表(予定)。

2. ETSでの生活
  • 規則正しい生活
    • (2014年かららしいですが)インターン用にホテル(2bed 2bathの部屋を2人のインターン生でルームシェア・朝食付き・平日は軽い夕食付き)を提供してくれました。自分で部屋を探したりする必要がない(もちろん宿泊費も不要)のはありがたいです。ただ、ホテルとETSは車で20分くらいの距離があり、車持参でない場合は1日1往復の無料送迎シャトル(朝8時と夕方5時)に頼らざるを得ません。ホテルからETSのサーバーにアクセスすることはできないので、毎日朝8時半から5時までという限られた時間内に作業を進めなければなりません。基本的に自分は毎日決まった時間に作業するのが好きなので、あまり苦にはなりませんでしたし、効率的に時間を使う訓練にもなりました。とはいえ、(早く行きたい時や少し残って作業したいときなどには)ルームメートやオフィスメートの車にときどき相乗りさせてもらうこともありました。
  • 多様性
    • ETSには幅広い分野の研究チームがあります。教育分野はもちろん、自然言語処理(音声、テキスト)、心理統計(正確にはPsychometricsと言われている)や、認知科学(対話やマルチモーダルなテストを開発したり)といったものもありました。各チームで開いているセミナーやトークにも参加しましたが、(もともと文系ということもあって?)どのテーマも興味深く面白かったです。
    • インターン生のバックグラウンドも多様でした。大学、国籍もかなり多様で男女比も50%ずつ(たまたま?)、というのはとても驚きました。
  • GRE, TOEFL, TOEICの裏側がわかる
    • ETSといえばTOEFLやGREを運営している団体ですが、インターン中にセミナーという形で、TOEFLとGREの裏側(どのように(自動)採点されているのか)や今後の計画(例えば5年後のTOEFLはどうなるのか)といったことを知ることができます。もちろんここには書けないのですが…。
  • 大自然に包まれたキャンパス
    • ETSのプリンストンキャンパスは緑に囲まれたとても自然豊かなところ(陸の孤島)です。研究で煮詰まった時などは、キャンパス内にあるTrail(ハイキングコースのようなところ)を散歩することで気分転換ができます。
3. 持ち物リスト
  • ホテルに大抵のものはありますし、ショッピングモールに行けば大体のものは揃いますが、自分が持参して役だったものなどを挙げておきます。
    • サンダル
    • 好きなキーボード(インターン生はWindowsマシンが割り当てられます。)
    • 洗濯物を入れる大きめのバッグ(Washer & Dryer(無料)まで持っていくときに)
    • タンブラー(朝ホテルで飲み物を補給していくと便利)
    • ニューヨークのガイドブック(電車で40分ほどの距離です)
    • (自分は持参しなかったのですが)水着があるとホテルのプールでエンジョイできます。
4. おわりに
ETSのインターンでは自分が2年ほど前から一緒に仕事をしてみたいと思っていた研究者と働くことができ、大変充実したあっという間の3ヶ月でした。無事にNAACLというアウトプットまで持っていくことができて一安心です。改めて「どこで働くかというよりも、誰と一緒に仕事をするか」というのが自分にはとても大事なファクターなのだと感じました。(とはいえアメリカは人の流動性が高いので、その辺りは気をつけないといけないのですが…)