DC1申請から面接、採用まで

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[2016年3月追記]
最新情報については
学振申請書の書き方とコツ DC/PD獲得を目指す若者へ (KS科学一般書)
科研費獲得の方法とコツ 改訂第4版〜実例とポイントでわかる申請書の書き方と応募戦略
を参考にしてください。
[追記ここまで]

幸運なことに、日本学術振興会特別研究員(学振DC1・2013年度)に採用していただいたので、こちらに採用までの流れをまとめておきます。
本題に入る前に、推薦状を書いてくださった先生、申請書やポスタードラフトにコメントをくれたり、面接の練習をしてくれた研究室のメンバーに改めて感謝します。

まずは自分が申請にあたって参考にさせていただいたサイトを紹介いたします。
この2つのサイトには、申請書作成のポイントがたくさん書かれていますので、まずはこれらを隅から隅まで読んでみると良いです。


学振募集から採用までの自分のスケジュール
  • 4月26日: 学内で学振に関する説明会があったので出席してみる。
    • この時点では実績も少ないし出しても意味ないのではと思っていたのだけど、先輩方から「ダメでもコメントがもらえるし、何が足りないかを客観的に判断できるから出したほうが良い」とアドバイスいただいたので、出すことを決意する。
    • ということで電子申請システムに登録。
    • TeXで書いたほうが良いと聞いたので、こちらからファイルをダウンロード
  • 5月20日: 学内締め切りの前日にして1stドラフトが完成。
    • 正直な所、この時点では全体を埋めるだけで精一杯でした。
    • 先輩に見てもらい、コメントをもらいました。
    • ver2を作成し、再びコメントをもらいました。
  • 5月21日: コメントを元に最終大幅修正し、学内提出。
    • 最後の1日で、文章はもちろん図などもかなり改善されました。最後まで粘ることが大事かもしれません。
  • 5月23日: 学内チェックを受け、不備があったとのことで連絡があり再提出。
    • 21日のあとも微修正をしていたので、そちらを出しました。
  • 10月18日: 第1次選考結果。面接候補とのこと。
  • 12月06日: 第2次選考(面接)
  • 2013年01月28日: 第2次選考結果。採用内定。

申請書作成のポイント

申請書作成のポイントは上のサイトにほとんど書かれていますが、ここでは自分が特に重要だと感じたことをまとめてみます。
  • 「審査員の先生に思いを伝えること」が目的であることを忘れない。
    • わかりやすさ、読みやすさを意識しましょう。
  • 5W1Hを繰り返してテーマを深め、説得力を持たせる。
    • 実は申請書の注意事項に書かれていることに従えば、自然と説得力のある申請書になるみたいです。
  • 先輩の申請書を見せてもらうこと。
    • 何といっても、(正例負例含め)諸先輩方の資料を参考にすることが大事です。文章のまとめ方やスタイルなどなど、きっと役立つと思います。
  • 申請書は提出前に(先生や先輩、同期などに)必ず読んでもらうこと。
    • 自分が思っているよりも、自分の文章というのは読みにくいポイントがあったりします。コメントをもらえばもらうほど、誰にあたっても読みやすい申請書になるはずです。

面接のポイント
自分は面接の1週間前までMSRAでインターンをしていて、ポスター作成や面接対策がギリギリになってしまったので、あまり参考にはならないかもしれませんが、時間がない中で工夫したポイントを書いておきたいと思います。
  • 面接のポスターは字を極力少なく。
    • (自分の場合)フォントは最小でも48pt
  • 大事なポイントを3つに絞る。
    • プレゼンは4分間なのでポイントとしては3つくらいしか伝えることができないと思った方が良いでしょう。
    • 細かい話は質疑にとっておく、くらいの気持ちで良いと思います。
  • 簡潔に、ゆっくりと、大きな声で説明する。
    • 審査員の先生方も人間ですので、ぼそぼそと話す学生よりは、明るく元気がある学生を採用したいと思うでしょう。
    • (自分の場合のように実績が少ない場合は、ここでアピールするしかないかもしれません… ^^; )
なお面接当日の流れをメモしていたので、載せておきます。  
6時に起床。6時半には家を出て東京へ向かう。新幹線での移動中に発表練習をしようと思うも睡魔に負ける。四ツ谷の弘済会館には集合時間の1時間前に(10時半頃)到着(少し早すぎたかもしれない)。前日に印刷したばかりのポスターの丸まりを戻すのに一苦労。まわりでは一生懸命練習している人がたくさんいて圧倒されてしまい、「これはちょっとダメかもしれない」と思ったが、ポスターも修正できないし腹をくくって待っていた。台本?のようなものを覚えている人もいたけれど、自分の場合は忘れた時に頭が真っ白になる恐れがあったので、これだけは伝えるという3つのポイントだけに絞ることにした。(ポスターもそのような構成になっていた。) 
発表開始時間(11:30)の10分くらい前に係の人に呼ばれて、荷物とポスターを持って部屋の前に移動。そして5分ほど待ってから係の人に促されて面接の部屋へ。審査員と思しき先生方が4, 5人?いて、その前にポスターが貼ってあるので、名前と所属を言ってから内容について4分間説明をする。発表自体は、ほぼ4分ピッタリで奇跡的に終了。審査員の先生方からの質問は大まかに分けると以下のような感じ。
  • ポスターにある記述についての細かな確認
  • 企業の研究と重複していないかどうか、先に特許をとられるおそれはないか? 
    • あなたの研究が無意味になるのでは?という意図だと思います。
  • この研究におけるあなたの分担、役割は? 
    終わってみると本当にあっという間でした。。。

    ちなみに2013年自分の申請領域(人文学 - 言語学)の結果は、
    申請者数(取下げ者数含む)  319人
    うち第一次採用予定者数  63人
    うち面接候補者数  27人
    うち不採用者数  229人
    とのことでした。


    採用後の流れ
    色々書類等々の提出(とりあえず3月に1回、4月に1回)がありますので、締め切りを忘れずに。提出しないと採用取り消しになるそうです。


    実際の申請書、ポスター
    申請書、ポスターを参考にしたい方はメールしてください。